【シャンパンタワーの法則】「人のため」は自分自身を満たした結果である。

シャンパンタワーの法則は、松田充弘さんという方が提唱している法則です。

シャンパンタワーの一番上が自分、その下が家族など身近な人、その下が友達や同僚、その下が知らない人や他人です。

ここでいう「人のための行動」とは、自分以外のグラスの水を満たす行為です。

シャンパンタワーで、下のグラスを満たすには、まずは一番上のグラスから水を注いでいくと思います。
自分のグラスが水でいっぱいになった時にはじめて、身近な人から順にグラスが水で満たされていきます
自分も知らない他人のグラスを満たせるのは、最後の最後ということになります。

つまり、自分のグラスが一杯になった結果、溢れ出たものが人のためになるという考え方です。

ボランティア活動をするAさんとBさんを例にして考えてみましょう。
ボランティア活動は、シャンパンタワーでいうと、見ず知らずの他人に貢献する一番下のグラスを満たす行為です。

Aさんは、生活や仕事にいつも不満を抱えており、愚痴ばかり語り、家族ともうまくいっていません。
Bさんは、今の生活に不満などは一切なく、常に心が充実しており、家族と幸せに暮らしています。

同じボランティア活動でも、AさんとBさんでは、行動の意味が変わってくると思います。

まず、Aさんは、表面では「人のため」と言いながら、本当の目的は「ボランティアをする偉い自分を誰かに認めて欲しい」という心理で行う可能性が高いです。
自分自身が満たされない状態で、人のために行動しようとしても、結局自己満足となってしまい、本当の意味での貢献ができません。

逆に、Bさんはどうでしょう?
Bさんは、グラスが満たされており、これ以上の水は必要ない状態です。
なので、他人に何かを与えることは、Bさんにとって当たり前のこととなります。
ボランティア活動も、何かのためにするというよりは、自分がしたいからするという自然な結果ということです。
そのため、Aさんは、心の底から他人に貢献しようと行動できると思います。

結論!
自分自身が満たされていなければ、他人に貢献することはできない
本当の意味で他人のためになることとは、自分自身が満たされた結果であるということ。

あなたは、Aさんのように、シャンパンタワーの下の方から水を満たそうとしていませんか?

まずは、自分に水を注ぎましょう。
自分の健康に気を使う、やりたいことをやる、仕事を楽しむ…

そうすれば、自然な形で心から他人に貢献できるようになるはずです。